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逆説のスタートアップ

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”資本主義が嫌いな人のための経済学”を借りるために久しぶりにUTの総合図書館に足を踏み入れたのですが、書架近辺に表題の本が置いてあり、そういえばこの本の名前聞いたことあるな~と思って借りてしまいました。別にスタートアップ立ち上げるわけでもないですから意識高い系かよ~とは思わないで()
思ったよりもへ~と思う内容が多かったのでざっくりまとめ。もちろんこれがすべてではないというか全然なので興味あったら買って読んでください。

SS.1

SS.1-1 不合理なアイデアを選ぶ

スタートアップとして優れたアイデアはそのように見えない。一見悪い,もしくはくるっているように見えて実はよいアイデアであることが多い。
本の中ではAirbnbが例として挙げられています。「自分の家を赤の他人に貸し出す。」というのはぶっちゃけ今でも文字で見ると狂気の沙汰としか思えませんが、創業から8年で評価額3兆円を超える企業へと成長しています。”生活の資本化”を支援するサービスは今後もすこしずつ伸びていきそうです。

SS.1-2 難しい課題ほど簡単

また、スタートアップにとっては①周囲からの支援を受けられる ➁優秀な人材獲得につながる ➂市場の独占ができる という視点から「難しい課題ほど簡単」という考えがあります。同様のものに「面倒なものほど簡単」があります。法律や規制、既得権益が絡むものは誰も遣りたがらず、市場の独占に繋がります。こちらは最近のキャッシュレス化事業に繋がっていそうですね。逆にいうと、面倒な仕事を避けるな、という教訓でもあります。こちらはエンジニア界隈には耳が痛いひとこと。

SS.1-3 より良いもの、ではなく異なるもの=スタートアップはホームラン=べき乗則

昔のカウボーイに何が欲しいかを聞いても「より速い馬がほしい」というだけで「自動車がほしい」とは言わないでしょう。という話
その意味で顧客の感想を求めるのでなく、本質的に欲しいものである何か異なったものを作るべきだという主張。一時期バズッた「ホームセンターの穴とコンサルの話」に似ていますね。
そして、これを目指していると、畢竟そこそこのヒットを狙うのでなく大きくマーケットを変えるホームランを狙いに行くことになります。ホームラン型の事業は指数関数のように生長していくので初期の段階ではあまり気づかれず、世の中の人が認識した段階ではものすごいスピードになっているということです。
ラジオは「知らない相手にメッセージを送る役立たず」、ガソリン自動車は「馬のいない馬車」と投資家に酷評されています。結果は言わずもがな
術いう答えが先にあってその課題に気付くことができるか

SS.2

SS.2-1競争を避ける

反直感的ではあるが競争に勝つには競争から抜けることが最善手である。改良を続ける競争はラットレースですし、高利益率をたたき出すことはできません。
また、ここでピーターティール氏の言葉「競争はイデオロギーである」という言葉を援用しています。競争自体がある種隠れた世界観を生んでいるということを示しているのですね。これは中学受験→大学受験と競争を強いられてきたので思い当たる節が数多くありました。また別の機会にまとめたく思います。

SS.2-2小さな市場を狙う。

もちろんニッチすぎるところに行ってしまってはいけないのですが、スタートアップは小さな市場からスタートしなくてはなりません。その理由は
-大きなマーケットの顧客にリーチする資金がない。
-先進的なサービス、製品に理解を示してもらえない。
-競合がいない
-イノベーションのジレンマ により大企業がいない、
-独占可能
が挙げられます。
Facebookはハーバード生限定サービスから始まり、アマゾンは在庫しても問題ない本から始まりました。

SS,2-3先行者利益よりも「終盤を制する」

ややさっきの話と矛盾するようですが、先行者であることよりも市場を独占できるかが大事なわけで、ここら辺は立ち回りとタイミングがモノをいう感じですね。
Googleは13番目のサーチエンジンで、Facebookは10番目のSNSであったことが例示です。
新しい価値をつくることと、その価値の利益をどれだけ享受できるかは関係ない。ということがここからもわかります。

SS.3人の欲しがるものを作る

SS.3-1市場にニーズがなかったでつぶれるスタートアップ

ニーズを確認する前に事業をスケールしないことが大事。作るプロダクト体験の仮説を検証していくこと。
その際に大事なのはリスクが大きい仮説からつぶしていくこと。ぽしゃることをビビって低いリスクのものから検証し続けても後々困るということですね。
ただ、大事なのは顧客自身もニーズをよくわかっていないということです。先ほどの馬の例ではありませんが、客の言うことを効きすぎてもちぐはぐなものにしかならないということがあります。また、「とても好き」「好き」「普通」「嫌い」「とても嫌い」の5段階満足度アンケートを実施したところ、「とても好き」の顧客以外の離脱率はそれほど変わらなかったという話が挙げられています。顧客の言うことを真に受けてはいけないということでもありますし、深く刺さるものを作らなければという話でもあります。ここら辺ちょっ
と今のバイトとつながっていて面白かったです。

SS.3-2あえてスケールしないことでそのプロダクトのエキスパートになる

エキスパートになり、また顧客と直接触れ合うことでニーズを追う。という話。

SS.3-3メトリクスをなにに設計するか

これは時期によって何を目標とするかを決めましょう。という話。
もちろん会社としては成長率が大事ですが、個別のプロダクトでいうと生まれたてほやほやの新規事業では満足度が問題ですし、中規模になれば成長数、大規模ではアクティブユーザ数が目標にする、というように事業の時期と問題によって追い求める数字は異なってくるでしょう。また、数字の定義も重要でyoutubeは一時期再生率(動画のうちどれだけの時間ユーザーが視聴するか)をメトリクスに検索エンジンを組んでいましたが、数秒の短い動画ばかり浮上するようになったのでやめた、という話

SS.4 量の質への転換

どうしても不確実性がついて回るのでスタートアップは数を打たざるを得ません。そのために保険はかけておきましょう。ビルゲイツも一年間は大学続けてたし、その後も休学して足残してたぞという話。当然に思えますが一部の人間は自殺まがいのことが好きなので釘を刺しているといえましょう。

その上で、なにかアウトプットをする上では量を出すようにしたほうがいいということですね。

ちなみにこの手の話で出てくる「アメリカの美大で質を評価するグループと量を評価するグループに分けると量を評価するグループのほうが評価が高かった~」という話の出典は芸術家の
David Bayles 氏と Ted Orland氏 が共同著書で出したArt & Fear という本の中で行った話で、特に同様の内容の論文などはなさそうです。

個人的な直観としては内容如何は置いておいてもきちんとPDCA(これも最近では死語らしいですね)を回す必要はあるのではないかとは思っていますが…

読書まとめ
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